(13)品川カテドラル 2006,04,27, Thursday
将門さまのウンチク調べに体力消耗してか、その後、空いてしまった。
今日は、またM崎M夫にいろんな事聞いてみようとおもう。 9「M崎は今、何をやってるの?」(開発ではよくある質問だ) M「色々やっていますけど、まだブログには載せられない部分です。」 9「そんな重要な部分かぁ?M崎は世界設定とかだろう。」 M「女神転生は世界観が独特じゃないですか。しかもコンシューマゲームのような条件クリア方式ではないし、時間軸も動いてるので・・・全体の世界観の中で、細かいイベントが時間に応じて発生したり、また物語を理解する為のイベントにしたり、意外と他のオンラインゲームよりシナリオ要素が強くなる気がしています。」 9「想定する世界観があって、その中でキャラクターが冒険していくわけだ。 目的はそれぞれなわけ?」 M「最初のうちは、それぞれって程は目的が沢山用意されてはいないです。」 9「とにかく悪魔が出てくるんだよね。」 M「それはそうです。シナリオは、どうあれ悪魔とダンジョンは欠かせませんから!」 9「一応、新宿を目指していくの?」 M「スタート時点は新宿を目指すことになります。それから、どこに行って、次にどこに行ってというルートは基本的には自由なのですが、品川と上野に道が伸びているので、そちらに行くことにはなると思います。」 9「品川はどんな感じなんだろ。コンテが合ったよね。」 M「品川にはメシア教団という人達が集っていて、そこにはカテドラル(大聖堂)という 施設があります。他が荒廃した東京に対して、品川はメシア教団の人達が マメに整地しているので庭園があったりします。そこにも悪魔が出ちゃいますけど。」 品川ダンジョン内倉庫>質感がとってもサイバー。宇宙船の中みたい。 ここも品川ダンジョンの一部>けっこうかっこいくない? 住宅展示場のようなカテドナル 居住施設とウエスト/イーストタウン・・・ってなんだ? 9「ダンジョンが結構サイバーな感じなんだ。」 M「ダンジョンは岩の洞窟のようなところだとかいろいろありますが、ここの場合は建築物ですから、お金がかかっています。」 9「カテドラルもなんか未来の住宅展示場みたいだなや。」 M「郊外の建売住宅という感じですね。皆平等に同じデザインで、そこそこ高級にそこそこかっこよくみたいな。」 ミラー張りの高級なオフィスビルが立ち並ぶ品川 駅も凄く賑やかになった。 9「品川ってこの頃ビルが凄いよね。いつの間にか新宿なみの高層ビルが建ってる。」 M「品川の海側のほうですよね。」 9「そう。品川といえば品川プリンスだったけど、今はこの新オフィスビルがシンボルかもね。どんどん広がっていくと天王洲アイルとくっついちゃって、お洒落でサイバーなオフィス街が出来るね。他に真似できないのが運河の風景かな?」 M「その辺がこの居住地区になるんです。なるはずです。」 9「品川の駅もここにでっかいオフィス街がオープンしてから、人の流れがオフィス街のほうに流れてるよね。新幹線が止まるようになったし。」 M「江戸時代は海だったんですよね。」 9「品川は東海道の最初の宿場だったんだよ。前に新宿のルーツをブログに載せただろう」M「最初の宿場ってやっぱりにぎやかだったんですかね?」 9「その時代にワープしてみたいね。新宿なんかどんなだったんだろうね?興味シンシンだわ」
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(12)将門の首塚 2006,04,19, Wednesday
東京が舞台の女神転生。そういえば最初にお払いに行った時に、このゲームに関わる人たちも呼んだほうがいいかもって言うので雑誌社の人たちも誘って大勢で行ったことがあったな。この前Imagineスタッフを連れて行った、「雑司が谷鬼子母神」からはじまり、
「神田明神」最後に希望者だけ大手町の「将門首塚」に行ったの覚えてるよ。 「神田明神」って将門を祭ってあるんかな?・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以前アトラス本社があった新宿区津久戸町に津久戸八幡神社があったけどここも将門のなにかに関係してるとか。同じ「ツクド」なんだけど漢字の違う「築土神社」が近くの九段下のビルの間にひっそりとある。ここも将門と関係あるようだ。ということで 今回は、女神転生ではお馴染み「将門=マサカド」について書きます。 将門の首塚は大手町の皇居大手門に近いところにひっそりとある。そこには綺麗に花がいけられ、将門の塚の後ろにはとても古い灯篭があった。そこに記してある由来を簡単に書こう。 大手町のビルの谷間にひっそりとたたずむ将門の首塚 この灯篭は千年前のその時代のものらしい 『今から壱千五十年余の昔、桓武天皇五代の鎮守府将軍、平良将の子 将門は下総国に兵を起こし、坂東八カ国を平定、自ら平新皇と称して政治の革新を図ったが、平貞盛と藤原秀郷の奇襲を受け、馬上陣頭に戦って討ち死にした。享年三十八歳であった。世にこれを天慶の乱という。 将門の首は京都に送られ、獄門に架けられたが、三日後、白光を放って当方に飛び去り、武蔵国豊島郡芝崎に落ちた。大地は鳴動し太陽も光を失って闇夜のようになったという。 村人は恐怖ぢて塚を築いて埋葬した。これ即ちこの場所であり将門の首塚と語り継がれている。その後もしばしば将門の怨霊が崇をなすため、徳治二年、祖真祖真年宗二祖真教上人は、将門に蓮阿弥陀佛という法号を追贈し塚前に投石燈篭を建て、日輪寺に供養し、さらに神田明神にその霊を合せ祀ってので、漸く将門の霊魂も鎮まり、この地の守護神になったという。 天慶の乱の頃は平安朝の中期にあたり、京都では藤原氏が政権をほしいままにして我世の春を謳歌していたが、遠い坂東では国々の司が私欲に汲々として善政を忘れ、下僚は収奪に民の膏血をしぼり、加えて洪水や天災が相つぎ、人民は食無く衣無く、その窮状は言語に絶するものであった。その為これらの弱い多くの人々が将門に寄せた期待は極めて大きなものであったので今もって関東地方では数多くの伝説と、将門を祀る神社がある。このことは将門が歴史上朝敵と呼ばれながら、実は郷土の勇士であったことを証明しているものである。』とある。 将門は弱いものの味方で当時のヒーローだったということなんだけど、殺された後、首が 飛んできたところが平安時代っぽいね。江戸時代なら飛ばないねきっと。 この首が落ちたところが首塚になってるんだけど、ここに神田明神や築土神社があったともいわれてるみたい。平安時代にはここが上平川村津久戸といっていたようで、500年後の 1478年に太田道潅が江戸城を作った時に北の丸に移したとある。ここまでを津久戸明神というみたい。1552年洪水のために田安門外に移され、1589年江戸城の拡張の為、飯田橋付近に移された。そしてお堀の拡張のために、元アトラス本社の目の前の津久戸八幡神社に移され、築土明神といった。そして1946年戦争で消失の為、今の九段中学校敷地内に移されたようだ。だから津久戸(ツクド)とは今の大手門のあの場所の地名が神社と共に移動してきたことになるんだね。そして元アトラス本社は津久戸町であり、その前の神社は築土と書く。これは洪水で流された台地に土を盛って築き上げたので築土というらしい。 築土八幡神社では、春になると桜が綺麗に咲き、住職にことわって開発のスタッフのお花見をしたことがある。そのときに将門の首と関わっていると聞いてびっくりしたが、いまその理由がわかったよ。 昔、アトラス開発でお花見をした 津久戸八幡神社 今は北の丸プラザの裏手になる 九段の築土神社 築土明神には「将門の首桶」なるものがあって、当時この神社の御神体として祀られていたらしい。この首桶は見ると目が潰れると云われ、宮司すら容易に見ることが出来なかったという。1814年に書かれた「遊歴雑記」にも明神の神体は将門の冠なりとも髪なりとも或いはドクロなりとも云い、住職にも見ることはなし。住職われ別当の身として神体を見届けざるは不束なりとて厨司開き見たるに眼盲たりとなん」と記されている。 要は見せたくなかったんだな。ここには首はなかったんじゃないか。京都にあるはずだからね。本当に飛んでこなければ・・・。飛んできたとしたら、怖かっただろうね〜。 江戸城が建つまでは多分とても田舎だったと思われる、平川村の農民が 「いあや〜おらは見ただよ。畑仕事を終えて帰ろうとしたときだっただ。おてんとうさまが急に暗くなって、まるで夜のようになったで、空を見ると、光ってるものがこっち向かって飛んでくるがな。それが人の首だからもっとおったまげたわ。でっけぇ目をおっぴろげて、鬼の形相でここさおっこちたってわけだよ。たたりじゃ〜。たたりが来るぞ〜」 といったに違いない。 1960年に築土神社が一般に配布した紹介冊子には、将門の名前がまったく無かった。 御祭神は「天津彦〜」というまるで将門とは関係ない神社のような冊子だったらしい。 その理由は、明治に入って政府が宗教、神教を把握し統括指揮した時に、天皇に反抗した逆賊として位置づけられたことによる処遇だったようだ。 くーちゃんが思うに、将門の伝説は、女神転生の悪魔とのかかわりというより、東京という土地との関わりが深い部分に興味があるね。平安の世の雅とどろどろとした人間模様と民の作り上げた悪魔にも似た、魔物の伝説も平安に多い。平安のデビルサマナー阿部晴明 もものけどもと闘った。怨念が形になってるイメージが強く、怪物ではない。 資料を見ていたら、こんなこともあった。 「菅原道真が延喜三年に死す、将門この年に生る故に道真公の再生という評あり」そんな〜。道真が903年大宰府で没したその年に将門は生まれてはいるけど、何でそうなるんだろう。一応付き合いはあったみたいなんだけど、道真の三男景行は茨城に住んでいて将門の叔父さんとかと菅原天満宮を建てたりしたらしい。まぁ大宰府で死んだ時に首じゃなく梅ノ木を飛ばしたから似てるといえば似てるけど・・・・・。 女神転生のように極現代劇の場合、平安時代の怨念とか今も生き続けている悪魔伝説とのかかわりを持つのもいいかもしれないね〜。阿部晴明も居ることだし
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(11)M崎嘘言っちゃあかんねん 2006,04,12, Wednesday
くーちゃんのダイフク日記前回 M崎が市谷の防衛庁の土地を民間が
9「M崎ーっ!嘘つくんじゃね〜よ。公共のもの勝手に売るな〜!」 M「だって聞いたんですもの〜。さっき確認したら防衛庁の前のビルだそうです〜。」 9「バカヤロー!前のビルと防衛庁そのものと一緒にすんなよ。」 M「そうですよね〜。防衛庁が後楽園遊園地のようにはならないですよね〜。」 9「てめ〜がアミューズメントになるって言ったんじゃないか。アトラスがムー大陸市谷店にするんだと思っちゃったよ。」 M「最初から地下に大迷路がありますから開放すれば儲かりますよね。」 9「メガテンの世界じゃないんだから、地下に大迷路ないですからっ!」 M「ええええ!国会議事堂や皇居とつながってる地下道があるって話うそなんですか?」 9「それは総理大臣にも聞いたことが無いから知らないけど、すくなくともダンジョンではないだろ。」 M「あ、そうか地下の通路って英語でダンジョンって言うんじゃないんだ。」 9「おまえな、、、、」 M「そういえば昔、巨大迷路って流行りましたね〜」 9「話しぶっ飛んだな〜。流行った流行った。日光江戸村巨大迷路での光線中のサバイバルゲームがアトラス最初の社員旅行だったな。」 M「へぇ〜。面白そうですね。」 9「会社の周りの神社でもやってたけどね。そういえばあの巨大ダンジョンこそ女神転生の世界を実際に体験できるありがた〜いものだったんよ。まぁ社員旅行で行った時には、メガテン体験じゃなくてウイザードリィの実体験だったけど。」 M「そうですよね。東京駅の地下街とかわかりにくくても迷路って感じじゃ無いですもんね」 9「東京って迷っちゃうとこいっぱいあるけどね。ロクヒルだってちょっとしたダンジョンだと思うけど・・・・。」 M「六本木ヒルズって行った事ないっす・・・。」 9「昔ね、銀行の支店長の紹介で角川書店に行った時に、角川歴彦会長に初めて会って話をしたんだけど、女神転生の世界観を簡単に説明したの。東京は破壊されて、復興していくエネルギーと神と悪魔と地下迷路の話。」 M「角川会長はそういうのお好きなんですか?」 9「話最後まで聞けよ。会長は俺の話全部聞いてから、静かに話し始めたんだけど、 君達の考えてる世界は現実と交差してとてもスリリングだと思うし、東京を舞台にしたのも非常に共感を覚える。僕はいま、大都市をテーマに雑誌を考えてる。まずは東京なんだけど、君達のバーチャルの世界でもそうであるように、現実の東京もダンジョンだと思うんだよ。雑誌の名前もトウキョウ・ダンジョン。いろんな人があふれ、いろいろな色が交錯し、スリリングな面白さを迷路にたとえるって言うのどう思いますか?って今でもしっかりと覚えてるな。」 M「それがトーキョー・ウォーカーなんですね。」 9「そうだ。雑誌の誕生前に会長がそんなふうに遊び心を語るなんてね。それから角川歴彦会長とはよく話をさせていただいているけど、いくつになっても夢を語れるすばらしい人だよ。俺はこの時からファンだね。」 M「そういえば隣りの会議室で企画会議やってるのよく聞こえますね。」 9「クエストの方法とかイベントの方式を決めてるようだね。」 M「オンラインゲームって目的が明確じゃないことが多いじゃないですか。」 9「この頃はクエストも多いけどな。」 M「でもまぁいろんな事やってみなって感じが多いし、仲間を作って一緒に冒険するって言うのが楽しいし、コミュニティが大事じゃないですか〜。」 9「当然だけど、女神転生ファンとしてはやっぱりコンシューマみたいにいろんな事件が起こったりするのを期待してるのかね」 M「ま、世界観の提供はかなりコンシューマの次元に近づいてますが、根本的にMMORPGですから、命令を遂行するというのではありません」 9「真・女神転生のあとの世界でもヒーローになるわけじゃないだろ」 M「全員がヒーローな訳ないですからね。沢山いたらヒーローじゃない」 9「それじゃプレイヤーはなんなんだ?」 M「悪魔を連れていますからね。悪魔使いなんでしょうね。」 9「なんでしょうねってお前がシナリオ書いてるんだろ。」 M「そうですが、基本の部分は一人で決めたわけじゃないですから。」 9「さ〜て、明日は最近の品川の摩天楼と大手町の将門の首塚に行って来るかな〜。」 M「自衛隊の地下ダンジョン取材に行ってきて下さいよ〜。皇居に続いてるか、確認・・」 9「てめーで行って来い」
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(10)混沌の街 2006,04,11, Tuesday
前回のM崎との会話を書いた日記のなかで、ちょっと誤字もあったようでごめんなさい。ガイア教団をガイヤって書いちゃった。訂正しました。
そういえば、こないだ久しぶりに元メガテンのプロデューサー岡田耕始と食事したときに、「くーちゃん!ガイヤじゃなくてガイアですから」って怒られたばっかしなのに・・・(くーちゃん!とは言ってないか)。 神様の名前間違えたらあかんよね。えらいこっちゃ。 さて、前回はM崎との話でSFC真女神転生の世界観のおさらいみたいになっちゃったけど、 今回のImagineはこのシュチエーションから入っていくのでとっても重要だと思うんだ。 それと真・女神転生の始まりの街、「吉祥寺」と殺人事件の起こる「井の頭公園」を見たことの無い関東地域以外の人のためにご紹介したんだけど、武蔵野お花見日記みたいになっちゃったようで・・・・・でも個人的にはお花見日記は悪くないと思ってます。 くーちゃん的には、もっとImagineの本質をストレートで言いたいんだけど、独り言レベルじゃすまなくなっちゃうんでね。 「そんなのわかってるよ〜」とか「ば〜かそれは常識だよ〜」とかのメガテンの鉄人達は 言うかもしれないけど、ここではImagineのバックストーリーの話としてかいてるんで、知ってる人も知らないふりして読んで〜お願い! 今日はM雄は健康診断でバリュームを飲んだので、お腹が重いみたい。 〜くーちゃんとM崎M雄の会話〜 9「おはよう。ガイア直したよちゃんと」 M「そうですか。やっぱり神の名は間違えてちゃまずいっすからね」 9「こないだは東京大破壊〜復興のそれぞれのスタンスについて話をしたけど〜、今回のImagineではその真女神転生の舞台をそのまま使うんじゃないでしょう?」 M「そのままじゃあないっすね。逆に舞台設定として共通部分のほうが少ないかな」 9「何処が共通してるの?」 M「最初の頃は市谷駐屯地ですかね」 9「今は自衛隊の駐屯地じゃなくて国防省になったんじゃなかったっけ?」 M「民間が取得してアミューズメント施設にしてるって話聞いたことがありますよ」 9「え?地下ダンジョンの悪魔が呼んでるってことか?」 M「上手いこといいますね。前に都でお台場にギャンブル場作るっては話があったじゃないですか。お台場じゃなくて市谷の話だったらそうなりますよね。悪魔の甘いささやきってことですもんね」 9「スガモプリズンは?」 M「初期には出てきません。すべてはいつかは出てきてもおかしくないシチュエーションです。ダンジョンについてはイベントモードで追加することもありますし。」 9「新宿は〜?都庁はどうするんだよ。旧Imagineでは都庁の屋上から1F目指していったじゃない」 M「都庁はそのうち出てきますよ」 9「そのうち〜?将門ダンジョンは赤い欄干が怖かったけどな」 M「都庁は新宿の象徴だから扱いが大きくて遊びじゃだせないんで・・・」 9「渋谷方面品川行きと市谷経由上野行きに別れていくんだよね」 M「あまり言えないんですけど〜そうですね」 9「渋谷って地区はかなり身近なんで興味あるんだけど、マルキュウとかパルコとか出てくるの?」 M「そのままの名前では無理なので、オリジナルのメガテンのようにちょこっともじって ます。あとは高層ホテルは登場します」 9「渋谷で高層というとエクセルホテルかセルリアン・タワーだわな。そこで何が起こるんかいの〜?」 M「重要人物が住んでるようです」 9「・・・・・・・・重要人物ってか」 9「ところで今回東京を舞台として風水とか関係してくるの?」 M「あまり多くは取り入れてないですが、東西南北に魔よけを配するってことですか?」 9「かつて、阿部晴明とかの陰陽師たちが平安京を築く時に、東西南北にそれぞれ青龍、白虎、朱雀、玄武、の魔よけを配し、千年の間栄え続けられたのも風水の力だといわれているんだって」 M「江戸城を中心として鬼門の方向は北東の上野、裏鬼門が南西の赤坂方面ですが、今回それらを積極的に使ってはいません」 9「上野は鬼門に当たる方向なのか・・・。混沌としてるのもそこにあるのか。」 M「昨日はその上野行ったんすか?」 9「行ったよ。井の頭公園は暖かかったけど、昨日は寒くてまいった。しかし上野〜御徒町って相変わらず元気なところだね。昔より外国の観光客が多かったよ。 この日は寒かったけどまだ花見宴会は続いていてブルーシートで場所取りする人たちが沢山いたよ」 ▼上野公園全体図 ▼ブルーシートで今夜の花見の場所確保。 M「上野駅も綺麗になりましたよね。なんか昔は暗いイメージだったけど」 9「昔は東北地方からの出稼ぎの人たちの目的で、終点でもあり出発点でもあり、哀愁ある心の駅だったんだけど、最近は東北から新幹線は東京に行っちゃうし、出稼ぎって言っても外国からの人のほうが多いしね」 ▼上野駅 9「さっき言ったように、不忍池の周りや公園の桜並木でこの寒いのに櫻バックに写真を撮っているほとんどの人たちの口からは日本語は聞こえてこない。寛永寺や東照宮には少しだけ日本人観光客がいるがこの時期花見ピープル以外は中国人か韓国人の観光客ばかりだ」 ▼不忍池で有名になったカルガモ 悪質な人間による天然記念物的存在の「矢がも」もここが出身地です。 先日は妻を殺した男が自殺し遺体がここであがりました。そんな過酷な池の周りではお花見大祭で酒飲んで踊り狂ってるオヤジたちがいます。 この公園内にいくつかのお寺があります。 神社や寺は江戸城の鬼門に当たるこの場所に、あえて建てたのではないかと思います。 でもなんかお祭の目的がお金っていうのも・・・・。 この公園内にはあのかの有名な上野動物公園や国立美術館や国立科学博物館とかいくつもの科学と芸術の館があります。 ▼このトーテムポールはどうみても悪魔の襲来した後の記念碑に見えますが そしてアメ横。戦後からあまり変わってない雰囲気です。アメ屋横丁のアメ屋って何処にあるんだろう?今は年末の中継には欠かせない聖地となっております。 ほんとにここは混沌としてます。 ここにメシア教団は住めないでしょう。 ここには秩序よりも生きるエネルギーを感じます。 先日の井の頭公園や吉祥寺周辺には人間らしさがあふれている感じでしたが・・・。
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(9)神の陰謀の話 2006,04,06, Thursday
今日は企画のM崎M男くんと久しぶりにトークした。
9「スーファミの真女神転生ってリアルタイムでやってたの?」 M「少し遅れてやったんですがスーファミでやりました。なんかこういうゲームは初めてだったんでドキドキしながらやったのを覚えています」 9「真女神ってトールマンがICBM投下して東京が全滅したんだったよね。」 M「そうです。すべては唯一神が千年王国を創造する為に計画したものです。」 9「唯一神は天使達に地上を破壊するように頼んだのはなんでなんだろう?」 M「聖書にもあるらしいんですが、理想の王国である千年王国は破壊の中より生まれるみたいです。現在の人間に幻滅したのでリセットみたいな感じですかね。」 9「それじゃノアの箱舟と同じじゃない。」 M「人間は第三次大戦で自ら自分達の地上を破壊する事になるんですね。」 9「皮肉なことに、メシア教団はそいつを信仰してるわけじゃない。客観的に見ると人間の敵なはずの唯一神を。」 M「それも狙いなんじゃないでしょうか」 9「メシア教団は依拠と化した東京に巨大都市カテドラルを建設していくんだよね。秩序というのを武器に統一したいんだろうね。」 M「千年王国は選ばれた人間のみ生きられるんです。なのでメシアにいる人間はみんな選ばれたと信じている。」 9「それが気に食わない連中が自由を求めると、力が象徴になるんだよね。」 M「暴力でしか表現することが出来ない・・・人間らしいといえばらしいんですが」 9「混沌という日本語的にわかりにくい気がするけど、他に言葉なかったのかなぁ?」 M「女神転生で決めた言葉は絶対なんです。だから混沌でいいんです。」 9「はぁ〜。ガイア教団の気持ちもわかる気がするんだけど〜。学園暴力物の漫画みたいだな。でも世界中の紛争の元になるのがこの考え方だから人間のおろかさとも言えるな。」 M「そうなんです。だからメシア教団の対立教団が出てくるのさえ唯一神の計画にあったのだと思います。」 9「すべては思う壺ってことか・・・。」 9「そして二分した人間社会にここぞとばかり悪魔が襲いかかったというわけだな。」 M「もともと悪魔はスティーブンさんが自衛隊のゴトウに頼まれて作った空間転送装置の事故で呼び出しちゃったもので、そこから悪魔がどんどん現れたそうですよ。」 9「そうか〜何もかも神の仕業だけど悪魔出現だけは読めなかったんだな。」 M「そうかもしれませんね。」 9「真女神転生の年表だと199X年、井の頭公園で殺人事件が起こる〜 これは1992年2月に発売したから近未来じゃなく、現代劇ということだ。いまじゃその設定年を越しちゃってるけど、たしかまだ東京にはICBMは落ちてないな。」 M「落ちてないです。が悪魔は時々見かけます。新宿3丁目あたりに夜な夜な」 9「井の頭公園って今日三鷹に用事があって、近いから井の頭公園散歩してきたんだ。 櫻が綺麗だったよ。もう散り始めてるけど。」 M「ここから見る新宿御苑の櫻も綺麗ですよ。」 9「カップルも多いけど、お年寄りも沢山いたよ。定年後のおじいちゃんのカメラの望遠長いこと。ここの奥に動物園やスタジオジプリの美術館とかあるんだよね。」 M「動物園って像とかライオンとかいるんですか?」 9「それは、ちょっとわっかんねーな。あと奥には弁天様があったよ。」 ケルベロスみっけ! 9「ここの泉は徳川家康が茶の湯をして[御茶ノ水]と名づけたんだそうだ。この池は神田川に続いているんで、その元になるこの泉は神田川の源泉ってことだな。」 M「神田川ってそこから流れてきてたんですか。しらなかった。」 9「40年前はこの井の頭池は森の中のとても透明な池だったみたい。人口ではなく自然の森の水が泉として噴出し、質の良いろ過された状態の池だったんだけど、公園を作るのに道を舗装したりして雨がしみこむ面積が減って直接水が流れ込んだりしてにごっちゃったみたい。」 M「そうなんですか・・・・・。(女神にはあまり関係ない話題になってきたな)」 9「そういえば吉祥寺はJR中央線と京王井の頭線の駅があって、駅前にはファッショナブルなお店やデパートと生活観あふれる商店街が共存した、年寄と若者が両方居心地のいい町って感じだな。」 M「そうですね。学生も多いし、人気もある街ですね。」 9「神と悪魔が共存する街ってことか?」 M「いやそんな極端な意味でなく、いろいろ面白い所だってことです。」 9「とにかく、はらはらと桜の花散る井の頭は平和そのものだったよ。ここで殺人事件が起こったら東京はやばいことになるわけだな。」
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